OSCE(医師国家試験への導入に向けて)

4. OSCE の導入について
〇 技 能 お よ び 態 度 を 評 価 す る 試 験 で あ る OSCE(Objective Structured Clinical Examination)の医師国家試験への導入については、長年その必要性が指摘されており、近年の一貫した医師養成を目指す動きの中で、臨床実習終了後に行う OSCE の重要性はさらに増している。
〇 前回報告書において、「(現時点では、)全ての医学部での臨床実習終了時 OSCE の導入を進めていくことが重要である」とされ、「医師国家試験への OSCE の導入の是非については、その達成状況を確認してから、改めて議論していく必要がある。」とされている。

〇 公益社団法人 医療系大学間共用試験実施評価機構(CATO)により実施されている臨床実習後 OSCE(Post-CC OSCE)は令和元年度に全大学が参加したトライアルが行われ、令和 2 年度より正式実施が開始されている。

〇 一方で、共用試験 CBT 及び臨床実習前 OSCE(Pre-CC OSCE)は、平成 17 年度より実施されており、令和2年 5 月に取りまとめられた医道審議会医師分科会報告書において、その成熟に鑑み公的化すべき試験とされ、今後法改正も視野に入れて具体的な検討が行われる予定とされている。

〇 以上を踏まえ、Post-CC OSCE の医師国家試験への導入については、CATO による正式実施が開始されて間もない現状に鑑み、現時点では医師国家試験に相当する位置付けとすることは妥当ではなく、将来的に Post-CC OSCE の成熟を見きわめて判断を行うべきである。

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フィリピンのメトロマニラでで医学生をしています。 フィリピンで経験したことや、医学、趣味、旅行、ビジネスなどについてブログに書いていきたいと思います。